第二十五章
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間もなく終着駅へ着く事を知らせる社内アナウンスが流れた。 待ち合わせ場所で待っている彼女に早く逢いたい。 逸る気持ちを押さえ切れずに、新幹線がホームに滑り込む前に出口へと歩きだした。 中央口、中央口。 バカみたいだけど、呪文のように口に出してしまう。 昨日の朝まで一緒にいたのに、 たった一日逢わなかっただけなのに、 ガマンできない。
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