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気がつくと、3本目を開けようとしていた。
俺の話を聞いてくれる彼女を前に、調子よく飲んでしまったみたいだ。
「これで最後にします。」
これで止めておく方が賢明だ。
「もういいの?」
「はい。
これ以上飲んだら、ただの酔っぱらいになっちゃいますから。」
全然酔っていない。
いや、酔えない。
酔えるわけない。
「それじゃ、酔っ払いになる前にシャワーでも浴びて・・・。」
「えっ!?
いいんですか?」
「だって・・・さっき、買い物してたでしょう?」
「・・・はい。」
蕎麦屋に行く前に、自分の着替えを買ったことだ。
そのつもりではいたけど、何だか面と向かって言われると恥ずかしいもんだ。
本当に彼女は俺に色んな感情を与えてくれる。
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