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触れ合う肌から伝わる熱、彼女の漏らす声、何もかもが俺を酔わす。
初めて身体を重ねた時よりも、
二度目よりも、
そして今、
重ねる度に俺を酔わして狂わす。
呼吸ひとつひとつを感じる度に、不安の種が消されていくような錯覚。
もしかすると、俺はこうして絡めとられて落ちていくのかもしれない。
それでもいい。
決して追いかけてこない彼女。
それなら俺が彼女の元まで戻って、離さなければいいんだ。
「月菜さんっ。」
そう呼ぶと同時に果てた。
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