4130人が本棚に入れています
本棚に追加
「びっくりしたね…。」
「本当にまさかばったり会うなんて考えもしなかったですよ。
色々とすみませんでした。
中村の奴、普段はあんな風じゃないんですけど…。」
食事を終えて、脇本さんと涼くんの同僚と別れた。
「なんかユニークな人。」
「まぁ、そうですね。
明日、本人に伝えておきます。」
多分、場を盛り上げようとしたんだと思う。
それに…、
別れる時、涼くんの事をお願いしますって言われてしまったんだもの。
愛すべき仲間じゃないの。と教えてあげたいくらいだった。
でも、
教えてあげてもきっと涼くんは一蹴するに違いない。
だから……、
今じゃなくていつか伝えられればいい。
.
最初のコメントを投稿しよう!