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あっ・・・冷蔵庫に何も無かったな。
涼くんと別れ、ひとり駅に降り立ちマンションへ向かったところで気が付いた。
食欲もないけれどさすがにほぼ空に近い状態では、マズい。
とりあえず、最低限必要なものを調達することにした。
ミネラルウォーターと牛乳はあったから・・・と、買い物かごに次々と必要なものを入れていると携帯が鳴った。
海斗からだ。
「今、向かってるんだけど家に居る?」
「駅の近くのスーパーで買い物してるところ。」
「じゃあ、そこで待ってろよ。
今行くから。」
何でこんなにもタイミングよく、現れるんだろう。
ぐっと唇を噛んで、思わずこぼれそうになる涙を我慢した。
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