第二十六章

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とにかくお腹に何か入れよう。 腹が減っては戦ができぬ!とはちょっと違うけど、このままだとだらだらするだけで思考力も低下してくる。それによからぬ事ばかり考えそうだし。 部屋着に着替え、お風呂のお湯をセットして、冷蔵庫を開けた。 「美味しい・・・」 海斗が持ってきてくれた母の料理をレンジで解凍する。 このラザニア、なんでこんなに美味しいんだろ。 どうやっても私は作れない。 昨日買ったロゼワインをお供に、小さな幸せを感じていた。 そして、今夜二度目の着信を告げる音が響く。
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