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瞬時に涼くんの顔が強張った。
そして、それまで手にしていたカップをテーブルに置き、私の話を聞く体勢になったのがわかった。
「……あのね、
これから話すことはふたつあって、どちらかと言えば重たい話かもしれない。
もし、途中で聞くのが嫌になったら、その時は遠慮しないで言ってね。」
「わかりました。
最後まで聞きますから、大丈夫です。」
緊張感が二人を包む。
唾を飲み込む音までが大きなものに聞こえる。
それほどまでに、部屋全体の空気までが張り詰めていた。
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