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そして、
彼女の手を握って、一度呑み込んだ言葉を口にした。
「月菜さん、
俺と結婚してくれますか。」
言った…。
とうとう言った。
気になる彼女の反応は、俺の顔を見て黙ったままだ。
もしかして、この場で玉砕か?
青っちろい若造なんかは旦那にできないか?
どうする、俺…。
何か言わないと。
「今すぐにというわけじゃなくて、お互いの一番ベストな時期に結婚できればいいと思っています。」
「本当にいいの?」
当たり前です。
あなたじゃなければだめなんだ。
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