第二十七章

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「実際に結婚ってそんなに容易いものじゃなくて・・・ いろいろと大変だけど、それでもいいの?」 「一緒にひとつひとつクリアしていきましょう。 そして、ふたりでゆっくり歩いていけばいいんです。」 「はい。」 「幸せにします。」 ようやく叶った。 もう嬉しくて走りだしそうな気分だった。 今、俺は世界一幸せな男だと思う。 堪らず向かいに座る彼女を抱きしめた。 それだけでは足りなくて、腕の中にいる彼女にキスをした。
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