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「だとしたら?」
「・・・・・・。」
「そんな事は思ってないさ。
考えてもみろよ。俺達、姉弟なんだぜ。」
「戸籍上は、な。」
俺の一言に海斗の目が鋭く光った。
「月菜から聞いたのか?」
「聞いた。」
「そうか・・・。」
「聞いたからと言って、気持ちが変わるわけじゃないさ。
これからは俺が月菜さんを守って、一緒に家族を作っていくんだ。」
「涼、オマエ本当に変わったな。」
「そうだよ。
でも・・・変わったっていうよりも月菜さんが変えてくれたっていう方が正しいかな。
なんたって命懸けだから。」
そう言うと、
「オマエが羨ましいよ。」
ふっと笑って海斗が言った。
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