第二十七章

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今週は彼女も忙しいと言っていたな。 目前に迫った異動の関係で、いくつかの送別会と称した飲み会があるらしい。 毎日のように入っていたような話しぶりだった。 週末の金曜日まで、あと二日。 金曜日にはさすがに逢えるだろう。 逢えると信じて待つしかないな。 電話で話すだけじゃ物足りない。 顔を見て、そして触れたい。 あと数時間後に迫った慰労会が憂鬱に感じ始めていた。
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