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「はぁー・・・。」
帰りの電車で大きなため息が思わず出てしまった。
やっぱり、ちょっとキツくなってきているかもしれない。
今夜は飲み会と言っても、女の子ばかりだったので、終始和やかなお食事会になっていたけれど。
残すは明日の脇本さんとの飲みだけ。今夜と違ってアルコールもかなりの量を飲むだろうと想像がつく。
お昼の時に見た、あの張り切りようを今更ながら思い出して可笑しくなった。
ん・・・?
最近、思い出すことが多いような気がする。
きっと疲れているせいだ。
少し怠さを感じる身体に気合いを入れて、家に向かった。
シャワーを済ませ、一息ついたとき、携帯電話が鳴った。
「遅くにすみません。
まだ起きてますか?」
「うん、起きてる。」
「どうしても声が聞きたくて、
少しだけ話がしたくて・・・。」
遠慮がちに涼くんが言った。
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