第二十八章

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「土曜日、大丈夫ですか?」 「うん、大丈夫。 逢えるの楽しみにしてる。」 「俺も、です。」 「土曜日どうしようか、うちに来る? それとも・・・私が涼くんの家まで行った方がいい、かな?」 「・・・・・・。」 「ん? 涼くん? どうかした?」 反応がない・・・。 「・・・いや、なんだか嬉しくて。 月菜さんの方から言ってくれるなんて思ってなかったから。 もう、嬉しくてニヤけてました。」 私は自然と出た言葉だったのに、涼くんは意外なほど感激していた。
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