第五章
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そして……。 海斗の話は、数日前の出来事から始まった。 そう、本屋でのあの一件。 先週末のお昼に会った谷口涼くん。 涼くんがあの本屋での人って? 私の事を好きって? 会いたいって? いったい、何を言ってるの? 理解できない私に、海斗はひとつひとつゆっくりと説明をし始めた。 まさか・・・ あの本屋での人が、涼くんだったなんて…。
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