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「その話は会社で聞いたんですか?」
「ううん、会社じゃないけど。」
と言った瞬間、墓穴を掘った事に気付いた。
会社でなければ、当然外になる。二人きりだったという事を白状したも同然。
「ふたり、きりで?」
ほら、きた。
「ご飯食べた時にね。」
何だか、墓穴のスパイラルに突入したかもしれない。
「それって、夜?それとも昼ですか?」
涼くんは確信している。
夜に二人きりで話をした、と。
足掻いても無駄なだけ。
「涼くんの中で、出た答えの通りです。」
「・・・・・・、なんだぁ、昼ご飯の時ですね。
前にも、同僚さんと一緒に居ましたもんね。」
絶対わかってるはずなのに裏腹の事を言ってる・・・。
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