第二十八章

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「ところで、今日のお昼は何が食べたいですか?」 「お昼かぁ、何がいいかな・・・。 涼くんは?」 「俺ですか。 そうだなぁ、寿司が食べたいです。」 えっ?お寿司・・・ですか? 偶然とは思うけど、嫌な汗が出てきた。 「お花見の人達の酒盛り見たら、何だか寿司が食べたくなって。 それに月菜さん、好きでしょう?」 そう言って、笑顔で私を見る。 「でも、その前にここまで来たから動物園にも寄っていきませんか?」 「あ、う、うん。」 しどろもどろの返事。 私にとっては、そのほうが好都合かもしれない。 お寿司は回避しなければ・・・
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