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「あのね、涼くん。
さっき言ってた、お昼ご飯なんだけど、よかったらここで食べない?
焼きそばとか、アメリカンドッグとか、久しぶりに食べたいなと思って。
いいかな?」
「いいですよ。
そういえば、アメリカンドッグなんてしばらく食べてないな。」
お寿司はなんとか回避出来そうだ。
別に気にもしてないし、後ろめたいことなんて・・・ない。
でも昨夜の今日で同じものは食べたくない。
「美味いですね。
外で食べるせいもあるのかな。」
アメリカンドッグをお互い1本ずつ、焼きそばは大盛にしてふたりで半分にして食べることにした。
「飲み物足りなかったら買ってくるけど。」
「大丈夫です。」
私はウーロン茶、涼くんはコーラ。
「お昼は私の希望を叶えてもらったから、夜は涼くんのご希望通りってことで。」
「本当に?そうしたら、何か作って食べたいな。
帰りに駅前のスーパーで買い物して帰りましょう。
メニューはその時の直感で決めてもいいですか?
それと・・・今日、泊まってもいいですか?」
たぶん、そうくると思っていた。
「どうぞ。」
「やった。」
満面の笑みで言う姿は、動物園にきている無邪気な小学生の男の子みたいだった。
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