第二十九章

14/26

4129人が本棚に入れています
本棚に追加
/525ページ
「ここで寝ないでベッドで休んだ方が楽だから。」 「あっ、大丈夫です。 うとうとしただけなんで。 今起きます。」 横になったままの俺を見て、彼女がクスッと笑った。 「うとうと、だって。」 「ほんとですよ。 月菜さんが風呂から出てくるのを待ってたんですから。」 「一緒に入ればよかったね。」 「えっ?」 フル回転するよりも早く、その一言でスイッチが入った。 素早く起き上がって、彼女を抱きしめ、そのまま押し倒した。
/525ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4129人が本棚に入れています
本棚に追加