第二十九章

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心臓がバクバクし始める。 彼女の不意討ちに、惑わされそうになる。 でも、この言葉は俺の質問が核心をついたと証明したようなものだ。 答えがなくてもわかる。 やっぱり思った通りか・・・。 その一方では、こんなかわいいセリフを言うなんて反則だと思う俺もいる。 それにしても心臓の音は正直だ。 正直に奏でる音に従って、 それよりも反応をみたくて、 彼女の唇にそっとキスしてみる。 すると、俺の首に腕がまわった。 ついさっきまでの彼女はどこにいったのかわからないくらいに、今度は大胆すぎる・・・。 もうこうなったら、俺が我慢できない。 彼女の甘い唇に我を忘れた。
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