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「一緒に暮らす?」
間違いなくそう言った。
それも、少し得意げな顔して。
かと思ったら、今度は頬を染めて恥ずかしそうにする。
くるくると変わる表情。
そうさせているのが自分だということが嬉しい。
「本当にいいんですか?」
喜びの裏で、今一度確認したくて、
俺は思わずバカな事を聞いてしまった。
それだけでなく、頬をつねって欲しいとも。
子供じみているかもしれないけど、
夢じゃないことをはっきりさせたくて。
確か・・・、
前にもこんなことがあったな。
すると、つねるのではなく、やわらかくて
暖かい手がそっと頬に添えられた。
触れられた箇所が熱を帯びてくる。
まるで、そこに心臓があるかのように
全身の血が集結しそうな勢い。
もしかして・・・
これは俺だけの熱じゃない。
その瞬間、本当だと再確認した。
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