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添えられた手を取り、決して大きくはないその手のひらに自分のを重ね合わせる。
俺の行動に一瞬、驚いた顔をしたが、すぐにはにかんだ表情をする彼女。
合わせた箇所から彼女の体温が伝わってくる。
さっきとはまた違う感覚にテンションが少しずつ上がっていく。
「これからは、気持ちを重ね合わせていこう。
どんな時でも、俺はあなたを守りぬくから。」
クサイ台詞のように聞こえるかもしれない。
でも、これが俺の気持ち。
あなたが望むなら何度でも言うよ。
「ありがとう。」
俺の言葉に安心したのか、笑顔になった彼女を強く抱きしめた。
・・・キスしたい。
それ以上は・・・
理性をフル稼働させる。
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