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彼女の舌を強く吸う。
思いが入り過ぎて、気持ちが急いてしまっている。
でも、必死に応えてくれているのがわかるから、これでもかというくらいにぶつける。
「んんっ・・・。」
短い反応の後、俺の胸に何かが当たった。
彼女が小さくもがいている。
息ができないくらい、夢中になりすぎた。
「ごめん。
ちょっと野蛮になってました。」
濡れたその唇を親指で撫でながら、照れ隠しに謝る。
「・・・大丈夫。」
「でも、息ができなかったでしょう?
俺が見境無く・・・」
「ううん、私もしたかったから。」
俺の言葉を遮って言ったその表情は、滅多に見れない艶っぽい顔をしていた。
そんな顔をして俺を惑わす?
いや、違う。
計算も何も無い、自然と出たものだ。
ダメだ、
やっぱり理性なんかくそくらえだ。
そう思うと同時に押し倒した。
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