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紅茶を一口飲んで、気持ちを落ち着かせ、
「いろいろと海斗から聞かされたんだけど、何だかたくさんあり過ぎてよくわからないの。」
ようやく発した言葉。
私が言った言葉をじっと聞いている涼くん。
「よくわからないと言うよりも、信じられないって言ったほうが合ってるのかな。」
彼はまだ黙ったまま。
そして、私の事を見ている。
まっすぐな瞳に耐えきれなくなって、私はまた俯いてしまった。
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