第六章

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書店でのやり取りの後、同じビルの中にあるカフェに移動してきた。 どこかでまだ信じられない自分がいる。 彼女が俺の目の前に座って、俺の事を見ている。 そして、 「いろいろと海斗から聞かされたんだけど、何だかたくさんあり過ぎて、よくわからないの。 よくわからないと言うよりも、信じられないっていう方が合っているのかな。」 と彼女は言い、 言った後に俯いてしまった。 俯いた彼女に対して俺は、 「全部本当のことだから。 俺…… 月菜さんのこと好きだから。」 一方的だけれど、ようやく伝えることができた。 .
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