第七章

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あの日から一週間、何も変わらない時間が過ぎた。 「森下さん、今日の昼メシなんですけど外に食いに行きません? って、もしかして弁当持ってきてますか?」 休憩まであと10分というところで脇本さんが小言で聞いてきた。 「大丈夫よ。」 私の返事に、満面の笑みで小さくガッツポーズをとる彼の姿がおかしかった。 .
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