第九章

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前に海斗から渡されたメモ。 そこには携帯番号が書かれている。 「とりあえず、涼に連絡してやってくれないかな。 無理にとは言わないけど。」 海斗から電話があり、無理強いはしないと前置きして言われた。 昨日、本屋へも寄らなかった。 会ってしまったら逃げる術がないから。 あのまっすぐな眼差しは私には大きすぎる。 やっぱり連絡するのは止めようと決めた時、 【今から行ってもいいかな】 潤からのメールが届いた。
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