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「あ~♪あ~♪」
「まーた歌ってる!」
「悠真!私ね…
あの時から歌が好き…」「あの時…?
あ!小3の時か!」
小3の時…。
「歌羽ー!
次は音楽だよー!」
「あ!そうだった!
新しい先生だよね!」
「歌羽さー
名前が歌羽なのに
歌嫌いだよねー」
「うん…
今日は新しい先生
だから特別
参加する…」
「皆!今日から
音楽の先生に
なりました!
よろしくね!!」
「歌羽!優しそうな
人だね!」
「うん…」
「じゃあ!
歌いましょー!!」
「あ~♪あ~♪
ああ~♪」
上手い!綺麗な声!
「瞳…」
「どうしたの?
歌羽…?」
「私…
たった今
歌が好きになった!」
「じゃ今日は
ここまで!」
「日向先生!」
「あら?
どうしたの?」
「私…!
先生の
おかげで歌が
好きになりました!」
「…ありがとう!」
「なつかしい…」
「…あのさ
歌羽…俺…」
キーンコーン
カーンコーン…
「じゃ悠真!
戻ろっか!」
「歌羽さん
50ページ読んで!」
「はい!
…あっ…」
喉が…声がでない!?
「歌羽さん?」
「あっ!
すみません!」
で…でた…。
「ただいまー!」
「歌羽
おかえりなさい」
「お母さん
今日ね……!」
また声が…。
「歌羽…?
歌羽!!」
「…ここは…?」
「原因不明の病気
です…」
「そんな!」
ここ病院…。
お母さんと医者が
話してる…。
「後5ヶ月すると
歌羽さんは
喋れなくなります…」
な…。
「なんで…!!」
「歌羽…!」
「もう喋れないの!
歌えないの!?」
「歌羽!
5ヶ月後よ!
だから大丈夫!!」
「でも!
でも…5ヶ月すると
私の声は無くなるん
でしょ!!」
「歌羽!」
「いやぁぁ!」
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