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???「……………はっ!!はぁはぁ………ここは船室?ということはさっきのは夢なのか?」
???『大丈夫か遊斗?かなりうなされていたみたいだったけど』
遊斗「…………あぁ大丈夫だ」
???『本当か?何かまだ顔色が悪いように見えるが…』
遊斗「本当に大丈夫だって心配性だなお前は」
???『…まぁ遊斗がそう言うならその言葉を信じよう』
さっきから『彼』が心配そうに声をかけてくる…
『彼』というのはパーシアス、天空騎士パーシアスのことだ、実は俺にはカードの精霊の姿が見える、言ったところで誰も信じないので言っていない、そのせいで小、中では「不思議くん」、「超天然男」などという恥ずかしいあだ名をつけられたりしたが、まぁなにはともあれ『彼』は俺の相棒だ。
遊斗「ちょっとのどが渇いたな、ジュースでも買ってくるぜ」
遊斗はサイフを持って部屋を出ようとした
パーシアス{あっ、ちょっと待ってください遊斗}
…がパーシアスに呼び止められた
遊斗「なんだ?パーシアス」
パーシアス{私も一緒に連れてってください、甲板に行きたいです}
遊斗「甲板に?自販機と逆の方向じゃねぇか、疲れるから嫌だなぁ」
パーシアス{お願いします、外の空気を吸ってリフレッシュしたいんですよ}
遊斗「はぁ…いいぜジュース買って飲み終わったら連れてってやる」
パーシアス{やった、ありがとう遊斗}
遊斗「それじゃ行くぞ」
遊斗はサイフをポケットにしまい、デッキの入ったナップサックを持って部屋を出た
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