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…10分後 自販機前到着
ピッ、ガゴン
プシュ!
遊斗「ゴクゴクゴク…ふぅ」
缶ジュースを少し飲み口をはなすと遊斗は窓のむこうの景色をながめながら思った。
遊斗(そういえば何故今になってあんないまわしい夢をみたんだ?何か不吉なことが起こる前触れなんだろうか)
パーシアス{…遊斗?}
遊斗「……」
パーシアス{なぁ遊斗}
遊斗「……」
パーシアス{おい遊斗!}
遊斗「のわっ!なんだよパーシアスいきなり大声だして」
パーシアス{さっきから呼んでるのに全然返事しなかったからですよ、やっばり今日の遊斗ちょっと変ですよ、本当に大丈夫なんですか?}
遊斗「大丈夫だよ、俺はいたって正常だ」
パーシアス{そうですか、なら良いでんですが…}
遊斗「ゴクゴクゴクゴク…ぷはぁ、さてとジュースも飲み終わったし、甲板に行くか」
遊斗は空き缶を捨て方向転換ををした、するとその時…
ポスン
振り返った拍子に何かにぶつかった
遊斗「んっ?」
一瞬何が起きたかわからない遊斗だったが少し目線を落とすと…
???「あっ、あの……ごめんなさい」
遊斗よりも少々小さめの女の子がいた
???「あの大丈夫ですか、お怪我は…」
遊斗「別に平気だよ、ちょっと肘(ひじ)がぶつかっただけだし」
???「そうですか、よかったです」
遊斗「ところで君は?」
リサ「私は姫村 リサと言います」ニコッ
遊斗「!!?」
リサ「???どうしました?」
遊斗(いっ今の笑顔はかなり可愛かった、それにその青い瞳を見ていると何か吸い込まれそうに…)
パーシアス{遊斗、何見とれてるんですか?はぁ…「美鈴さん」がこの光景を見たらどうなるかな}
遊斗「うるさいな、お前は少し黙ってろよ!」
リサ「ひっ!あの…その…えっと」
遊斗「えっ?」
リサ「そっ、それでは私はこれで!」
タッタッタッタッタッタッ
パーシアス{あ~あ、あれは完璧に恐がらせてしまいましたね}
遊斗「誰のせいだよ誰の!とにかく誤解をとかなきゃ、追いかけるぞ」
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