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今回の任務のパートナーだ。
パートナーなど、いらないのに。
いても、ただ足手まといなだけだ。
パートナーである男の声には答えず、フィルは視線を再び前方に戻す。
目の前には、悪霊達が手をダラリとたらし、口からよだれを垂らし、飢えた腹を満たそうと、家のドアを開けようとしていた。
死んでいるのだから、いくら人を喰おうが、満たされるわけがないのに。
もう一度フィルはパートナーを見る。
男と目が合った。
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