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えっ!? なんで?
どうして……この人、あたしの名前を知ってるの?
しかも、知ってるくせにわざと聞いたわけ?。
「どうして、名前を……知ってるのかって顔してるから教えてあげるよ」
何で……あたしの考えてることが分かるの?
あたしは素直に首を縦に振った。
すると、黒木先輩はゆっくりと口を開いた。
「君のことが……好きだからだよ」
「去年、入学してきた時に一目惚れして、すぐに君の名前を調べたんだ。でも……どうしても声を掛ける勇気が無かったんだけど」
そうだったのか……声を掛ける勇気が無かったわりには、かなり大胆な行動をしてるよね?
なんか可笑しくない? まぁ、別に構わないけど。
あたしには他校に彼氏がいるから、知らない先輩からいきなり『好き』って言われても困るんだけど……。
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