入園
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門をくぐると頭に昔の記憶がよぎる。 「懐かしい…」 「だろ?」 「うぎゃあ!?!?」 すぐ横に響の姿があり私は驚いた。 しかも傘は未だに私の上にある。 「なんだよ? 変な声をあげやがって。」 「存在感が無かったから…」 「痛いな、それ…」 そう言って前を見つめる響は少し寂しそうだった。
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