中館の怪談

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「本当に積んであった?」 「本当だって!俺が積んだんだから。何なら見に行くか?」  いつもの雄大の目とは全然違う。目が潤んでいる。 「それは嫌だ……。」  成す術もない私達は、図書室の掃除をしながら、数十分後にやってくるであろう先生への言い訳を考えていた。
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