鬼畜勇者と受難盗賊

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「その程度……避けれぬとでも思ったか!」 シルバは頭上に軽くバリアを張り、そのバリアが破られる前に攻撃範囲内から脱出した。 「ふふん、まだまだミオちんのターンは終了してないぜですっ!」 やがて二秒程でバリアは砕けた。 しかし、ミオの言うように本当の攻撃はここからだった。 なんと激流がまるで蛇のように……シルバに襲い掛かる。 「フォールウォール、Verスネイク!」 「まさか……あれだけ大量の水を勢いを全く殺さずに操っているのか!?」 「蛇は一度睨んだ獲物は決して逃がさないんですよっ?」 凄まじい速度と水量のため回避は困難と判断し、シルバは防御体勢をとる。 「アースシールド!」 ドドドドッ! 「ぐぅぅ!」 「ふふっ、よくやったよミオ!ドルグラーブバースト、フルチャージ!」 「ぐっ……こちらだけで手一杯だというのにこの距離からもう一度先の砲撃を喰らうのは……まずい……っ!」
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