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「シュウっ!援護する!」
ラルは空中から飛んで来て……魔王の背後へ回り、風の剣で斬りつける。
が、魔王は左腕を顔の横へと出して防御する。
生身でも防御力は相当あるらしい。
「前と後ろか……ま、ハンデとしちゃ丁度いいかな?」
「上もあるよっ!」
突然、上空から聞こえたと思うと、ルミは例の飛行魔法で空から雷の魔法を魔王に向け撃ち放つ。
「同じく横もですっ!」
ミオの魔法と思われる、激流が魔王の両サイドから迫り来る。
「フレイムエッジ!死に晒せぇぇぇ!」
「ブラストブラスター!」
そこへ更に、俺の焔の刃と、ラルが圧縮空気バーストを蹴り放ち、前後から襲う。
……逃げ場はナシっ!
「喰らいなぁぁぁぁ!」
「いっけぇぇぇぇっ!」
俺達の雄叫びと共に、着弾点は爆風に包まれた。
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