ある日ある時ある場所での出来事

45/47
4860人が本棚に入れています
本棚に追加
/699ページ
「ぐふっ……!やるじゃないのよ……!」 「打撃が効かないのなら、こいつで斬る!」 俺は武器召喚でいつぞやに盗み出し……いや、交渉して手に入れた、レア武器を出す。 「久しぶりだなぁ、ストームジャベリン」 『やっと出番か、ホコリかぶっちまっただろ』 「わりぃわりぃ、お前はそうやすやすと使う訳にはいかなくてな」 『はっ、そうかよ。あの目の前の肉団子を斬り刻めばいいんだな?』 「そのとーり。頼むぜ」 『合点承知』 紹介しよう。 こいつの名はストームジャベリン。自分の意思を持つ世にも珍しい剣なのだ。 なんでも大魔導師ノエルが造りだした魔導武器(自称)だそうだ。 千年前に勇者が使っていた伝説の剣とされ、村の宝物庫に厳重に保管されていた所を盗…… いやいや、なんでもない。
/699ページ

最初のコメントを投稿しよう!