鬼畜勇者と受難盗賊

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□ □ □ □ □ □ 「さあてお前等、休憩は終いだ。体は休まったか?」 「うんっばっちりだよ!あとは人肌程度の温もりが欲しい、できればシュウの体温で暖まりたい」 「シュウさんは体温が高いのですか?」 「違うよ~ルミが求めてるのは……心の温もり」 「おおっ!深いですっ!」 「ふふん」 得意げに胸を張るルミ。 「何ほのぼのしてんだお前ら!これから殺伐とした戦場に突っ込むってのに!」 「だからこそのまったり成分補給だよ」 「シリアスばっかりは疲れますぅ」 「そうだな、お前らが居る限りまともな展開は期待出来ないよな!」 シュウも含めてだと思うが。 「まあいい、銀狼……といやあ結構有名な盗賊団だそうだな?」 「シュウのやらんとしていることはわかったよ」 「ふえ?なんですかあ?」 「奴らの頭は賞金首だ……取っ捕まえてサツに引き渡す」 「なるほど!軍資金げっと!なのですねっ!」 「そういう事だ。わかったら、ふざけてないでさっさと殺るぞ?」
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