鬼畜勇者と受難盗賊

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モヒカン馬鹿の言う通り進んでいくと、崖の下に怪しい入口を発見した。 「ここで間違い無いな?モヒカン馬鹿」 「はい……間違いございません……」 「ご協力ありがとうございました、モヒカン馬鹿さんっ!」 「じゃあモヒカン馬鹿は御役目御免っ♪そんなボロ雑巾捨て置いて盗賊掃除しに行こっシュウ♪」 「そうだな。よし、モヒカン馬鹿、てめぇはここで待機」 そう言って盗賊を乱暴に放り投げるシュウ。 「じゃあ先ずは……そうだな、ミオ、この中に水属性魔法撃ち込め。あ、出来るだけ大量の水な」 「わかりましたっ!流れ落ちる水壁、狂い怒れる雫、今大地を削り宙を断ち無に帰せ!いきますっフォールウォール!」 ミオの足元とアジトの入口の上に水色の魔法陣が出来、入口の上の魔法陣から滝のように水が流れ、アジトへ侵入していった。 「くくくっ、いびり出してやるぜ……さあさあ!早く脱出しねぇと溺れ死ぬぜ盗賊共ォ!はーっはっはっはっ!」
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