鬼畜勇者と受難盗賊

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□ □ □ □ □ □ ドドドドッ! 「うわああ!?」 「な、なんなんだ突然!?」 突然の事態に部下達は逃げ惑う。やつら、恐らく唯一の入口から上級水属性魔法撃ち込んでやがるな…… 「出て来ねえとアジト浸水させて皆殺しってか」 上等……! その挑発、乗ってやろうじゃねぇか。 「ありったけの戦闘員は俺の元へ集合しろ!風の転移魔法で脱出する!」 「いや、ラルよ……その必要はない」 「オヤジ!?」 「むうん!」 するとオヤジは自身の持つ武器の巨大斧で天井を破壊した。 「息子達よ!脱出用の穴をつくった!素早くここから待避!」 「ははっ……流石だぜオヤジ……まさか、上のやつらも……」 「無論儂がやる……お前はどうする?ラル……」 「ご一緒させて頂きます、あんたは例え命に代えても守り抜く……!」 「……本当に、頼もしくなった……行くぞ、ラル」 「ああ」
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