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金髪は幾つも空中に空気の膜を作り、それを足場として飛び回りながらナイフをとばしてくる。
「ちぃ、ルミのように魔法射撃に特化した者でないと動き回る相手に遠距離魔法を当てるのは無理だ……!」
しかし向こうはその高速移動を存分に活かしてあらゆる角度からナイフを投げてくる。
「くそっ、プロテクション・オールムーブメント!」
自分の周囲全体を囲む様な形で防御結界を張る。
それによりナイフは全て防御出来たが
「っらああ!」
その隙に俺、本体を狙って来る。
「切り裂けろドカスがっ!」
「っぐぅぅ……!」
プロテクションは魔法攻撃には強いが、直接攻撃には弱い……!
ちゃんとガードバリアに切り替えなければ……!
バリィィン!
「げぇぇ!?」
「もらったッ!刻まれろ雑魚ッ!」
ちぃ、しゃあねえ!
「武器召喚!ストームジャベリン!」
『よっしゃッ!ついにキタ、俺の時代ィ!』
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