鬼畜勇者と受難盗賊

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ガァキィィン! 「出やがったな……喋る剣!」 「奥の手だったのだがな……こうなってしまった以上手加減は出来んぞ」 『待ったぜ……人間をバラすこの瞬間(とき)を!』 「ジャベリン、例のアレ頼む」 『はいよ、了解』 すると俺の足元、そして目の前に白い魔法陣が出現し、風が渦巻く。 「『バスターストーム!』」 ドォォォン! 竜巻の波動砲を撃ち込む。 「んな隙のでかい砲撃、俺に当てられると思うなァ!」 背後に回り込み斬り掛かってくる。 「ああ、思っちゃなかったさ」 しかし俺は振り向き口元を緩ませる。 「てめぇがここに攻撃を仕掛けてくるってのは思ってたけどなあ!」 瞬時にストームジャベリンで迎え撃つ。 「うおおお!」 「うらああ!」 『なめんなよ餓鬼!そんなチンケな刃でこの俺に勝てるものか!』
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