4859人が本棚に入れています
本棚に追加
□ □ □ □ □ □
「よおしっ、いくよっミオ!」
「はいっ!」
とは意気込んでみたものの……前衛がいないのはちょっと厳しいかな……
「ミオっ、撃てる限り、ありったけの魔法を撃って近付かせないようにしてっ!」
「そうですね……接近戦では勝ち目無しですっ」
「ルミは、ミオがあいつを抑えている間にドルグラーブバーストをもう一度ぶち込むから……」
「溜めの時間稼ぎですねっ、わかりましたっ!」
「作戦会議は終わったか?」
「待っててくれたんですか?意外に律儀なのですね」
「ふん……いくぞ。ガイアスマッシャー!」
すると大男は手に持った巨大斧で大地を砕く。
物凄い勢いで亀裂が広がっていき、ルミとミオを分断した。
「わっ!危なっ」
「はわわ~、巻き込まれたら大変ですぅ」
「しまっ……!あいつは!?」
「任せて下さい!降り注げ、浄化の村雨!斬り刻め、鋭気の剣(つるぎ)!スコールセイバー!」
すると、ルミとミオ以外の場所に鋭く尖った水の刃が降り注ぐ。
最初のコメントを投稿しよう!