鬼畜勇者と受難盗賊

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「広範囲無差別攻撃魔法……!」 「はいっ!でも多少ならコントロール出来るですよっ。ルミさん、そこから動かないで下さいっ」 きっと、ルミのところに降ってないのはミオがそうコントロールしてくれてるんだ…… ルミでさえこんな器用な真似出来ないよ。 ミオ……この子、かなりすごい魔導師なんじゃ…… 「あれ……?おかしいです!どこからも防御したらしい音がしませんっ」 「……!確かに、それらしいものが一切ないね……」 「かと言って、賞金が掛けられるようなひとが今の魔法でやられるとも思えません……」 「そうだよね、仮に当たったとしても、血飛沫は飛散するはず……雨なんて傘をさすか、地下に潜り込みでもしない限り防ぎようが……」 ……地下? まさか……っ! 「ミオっ掴まって!」 「え、ふええっ!?なんでですかぁルミさん!」 「いいから早くっ!飛ぶよっ!」
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