鬼畜勇者と受難盗賊

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ドゴォォォ! 「ほう、勘のいい小娘だ……躱したか」 「あのひと地面から飛び出てきましたよっ!?」 「ふうっ、危機一髪……ってとこかな」 やっぱり、ルミの予想通り地面を掘ってその下に隠れて来たんだ…… そして足元まで移動して一気に叩く。強いな、この人…… 「うっ、もう限界……降りるよ」 「はいっ、アクアクッション!」 ミオの魔法で水のクッションをつくり、そこに着地。 「全く、地面掘って進むとか土竜じゃんまるっきり」 「まさか、地下アジトもあなたの技で掘って、作ったですか!?」 「その通り……地下アジトの方が何かと都合がいいしな。……そういえば、まだ名乗っていなかったな。儂はシルバ、銀狼の頭だ……」 「これはどうもご丁寧に。ルミはルミ、魔法使いだよ」 「私はミオですっ気軽にミオちんってよんでくださいっ!職業は僧侶なのですっ!」
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