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「お前は事の重大さが分かっているのか!」
御並のふざけた態度に業を煮やした架笠は声を張り上げた。
「すみません。あなたはさっきから何を怒っているんですか?」
御並は架笠に尋ねた。
挑発でも虚言でも虚勢でもなく、本心から御並は尋ねた。
「なんだと?お前は幼い少女を一人惨たらしく轢き殺したんだよ!なのにお前は反省も後悔せず、阿呆面ぶら下げてんだよ!」
架笠は怒声を荒げた。
しかし御並は依然として微動だにすることなく首をかしげている。
そして御並は架笠に尋ねた。
「あなたはさっきから人を殺したことを悪いと言ってますがそれが悪いことなんですか?」
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