room No.13 ‐短編‐

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みんなが外に集合した。 「よーし、じゃあみんないるね?中学や高校じゃないし、基本自由です!だけど時間は守って!んじゃ、解散っ」 代表の解散の一言でみんながそれぞれ好きなコースへ行く。 ていうか、スノボか。俺スキーしかやったことない。それこそ、中学高校のスキー教室しか…。 「よーうすーけくーん」 「あ、春。と、凛」 「何よその付け足したみたいな言い方」 「まあまあ。ところで陽介くんはスノボ歴は…」 「ない」 「えへへ~わたしも!」 なんか安心。もし春ができて、俺が教えてもらうとかちょっと嫌だったし。 「なんかね、りっちゃん毎年スノボしに行ってるんだって。だから教えてくれるって!」 「まじか。よろしく、凛」 「任せなさーい」 さすが、家が豪華なだけあるよな。そりゃ毎年スノボしに旅行もするか。納得。 「…あれ、由樹がいない」 いつの間にか横に居た由樹がいなくなってる。 あー、そういえばあいつ、スノボ得意だったような。 「凛~!」 「わ、由樹!もう滑ってるの?」 ザザザーっと音を立てて、由樹到着。 「わ~、由樹くんスノボ上手なんだねぇ!」 「まあね~」 …俺も頑張ろうかな。  
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