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読者の皆さんに教えて欲しいことがあるんだ。
実は、僕は大変なことをしてしまった。
今日は、彼女のとのデートだったから、格好付けようとして父親自慢の外車を借りてデートに向かったんだ。
そして、デートは成功した。僕は満足して自宅へ戻ろうとしていた。
そのとき、僕は運転操作を誤って壁に追突させてしまった。僕は無傷で済んだが父親の車は、前面が大破してしまった。
これは、まずい。そこで僕は、父親に車が強盗に奪われたと嘘をつき、こっそり廃車にしてしまおうと考えた。
「ごめん。親父の車、強盗に盗られてしまったんだ」
「何だって! 日本で車の強盗が起こるのか?」
「起こったんだ。信じてくれよ」
「ああ、分かった。で、お前は、無事だったのか?」
「うん。あのとき、赤信号で止まっていたら強盗がいきなり助手席に乗り込んできて、左のこめかみに拳銃を突きつけてきたんだ。それに「殺されたくなかったら降りろ!」って言ったんだ。怖くなって車を明け渡してしまったよ」
「犯人はどういう人相だった?」
「鼻から下をスカーフで覆っていたよ。多分30歳くらいだと思う」
「で、その車はどうしたんだ」
「だから、強盗に盗まれたんだよ」
「いい加減にしろよ。お前が嘘をついていることを俺は分かっているんだ」
結局僕は、観念して正直にことを話した。こっぴどく叱られたが今でもどうして父親が嘘を見破ったのかが分からないんだ。みんな、教えてくれよ。
彼の父親は、彼の証言に嘘があると言った。読者の皆さんには、その嘘を暴いて欲しい
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