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友人と2人で近所の市民プールに行くことになったんだけど、ロッカーの鍵をどこかに落としてしまってどのロッカーに荷物があるのか分からなくなってしまったんだ。
第一ロッカールームのロッカーに入れたことはまず間違いない。
第一ロッカールームのロッカーは結構大きめで一つ使うのに200円掛かる。なので二人で一つ借りたんだけど、友人は、着替えたら荷物を僕に託して直ぐに行ってしまったからもちろんロッカーの場所は分からない。
「お前さ、だからちゃんと手首に付けとけっていったじゃん」
「悪かったよ。今は揉めてる場合じゃないだろ」
ロッカーは、全部で100個ある。001、002、003……098、099、100のように番号が振り分けられている。
「何か覚えてないのか?」
「扉が緑色だったような気がするな。うん。緑だった」
ロッカーは、縦に5列横に20列ある。最上列の扉の色は青色で統一されている。同じように二列目は緑色、三列目は黄色、四列目は赤色、5列目は白色である。
「あと、数字に2が含まれていた。間違いない」
また、数字は、左上から下に向かって001、002、003と振り分けられている。
ロッカーを詳しく見ていくと、あることに気が付いた。
「あれ、緑色のロッカー、偶数のロッカーはすべて空いてるぞ。じゃあ、奇数って事か」
僕がそう言ったとき、友人が「分かった」と叫んだ。
さて、読者の皆さんにはロッカーの番号が何番なのかを推理して欲しい。
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