2月4日 曇り

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そー・・・ 橋本「おぉ、田代、佐久間、帰ったか」 田代・佐久間「すっ、すいません!!!」 橋本「あぁ、かまわんかまわん、それよりも、男子一同に話がある。二人とも席につけ」 コソコソ・・・ 田代「なぁ、今日の橋本おかしくねぇか?」 佐久間「うん、珍しく怒らない・・・」 橋本「男子だけでなくとも、北朝鮮のテポドン5号が熊本に落ちたのは知っているな? その事でだ、日本もついに痺れを切らし、平和条約を打ち切ることになった。 そう、1941年の状態に戻るというわけだ。」 田代「なにごちゃごちゃいってんだ?」 橋本「つまり、富国強兵の時代に戻るのだ。歴史が得意なやつは薄々気づいてるだろうな・・・。」 田代「なぁ佐久間、どういうこと?」 田代「おぃ、きいてんのか?」 佐久間「まさか・・・!」 橋本「そのまさかだ・・・。徴兵令が出た。国内の自衛隊が全て中隊となり、高校生以上の男子はそこに派遣される。」 佐久間「それは・・・前線に立てということですか?」 橋本「あぁ、悲しいがこれが現実だ。来週の月曜日、4月9日に入隊する」
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