運命

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五限目の授業が終わった。 「ハルト、部活行こうぜ~。」 授業中死んだように居眠りをしていた丈もこの時だけは元気だ。 「ごめん、今日はパス。」 晴斗は科学部に所属している。 丈はサッカー部に所属しているが、部室も近いため、何となく一緒に行くことにしてるのだ。 「え~ハルトが~来ないとか~超さみし~い~~」 「吟じてないで早く部活行けよ。」 普段低血圧の丈は朝と比べて昼過ぎからいきなりテンションが高くなる。 最初は頭が変になったかと心配してしまったが今は昼からの丈を“昼ジョー”として受け入れるようにしている。 「じゃあ、部活頑張れよ。」 晴斗は急ぎ足で学校を出た。 頭の中にあったのは、そう、昨日会った少女のことだ。 晴斗は昨日来た橋に訪れた。
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